Photoshopで建物の傾きを「遠近法ワープ」で補正する方法

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Photoshop

建物を撮影した際に、カメラの角度やレンズの歪みで建物が斜めに傾いてしまうことがあります。Photoshopの「遠近法ワープ」を活用すれば、建物の傾きやゆがみを直感的に補正することが可能です。本記事では「遠近法ワープ」を使った建物補正の手順を詳しく解説します。

1. 遠近法ワープで建物を囲む

まずは、「遠近法ワープ」で補正したい範囲を囲むところから始めましょう。

Photoshop画面にて遠方ワープを選択

1-1. メニューバーの「編集」>「遠近法ワープ」を選択します。

1-2. 遠近法ワープのモードが表示されたら、画面に四角形の枠が表示されます。建物の輪郭に沿ってドラックして建物全体を囲みましょう。

1-3. 囲んだ枠の四隅をドラッグして、建物の四方の角に合わせます。正確に合わせることで、より自然な補正が可能です。

ポイント: ドラッグする際に、建物の四隅を正確に囲むことで、後の補正がスムーズになります。

2. 遠近法ワープで建物の歪みを修正する

囲んだ後は、実際に傾きやゆがみを修正していきます。

2-1: 囲んだ枠のそれぞれの角をドラッグし、垂直線と水平線がまっすぐになるように調整します。建物が立体的な台形状の場合は、遠近感に沿って角度をつけましょう。

ポイント: 垂直線や水平線が建物に沿っているか確認し、自然な見た目に仕上げましょう。

3. トリミングで仕上げ

建物が台形に補正されると、どうしても余白ができてしまいます。最後に、切り抜きを使って余白をカットし、仕上げましょう。切り抜きすることで、画像がすっきりとした印象になります。

長方形選択ツール(ショートカットキー=M)を選択して、切り取りたい部分を囲みます。

Photoshop画面にて切り抜きを選択

囲んだら、イメージ > 切り抜き を選択して切り抜いて完了。

4. 遠方ワープ使い方のまとめ

Photoshopの「遠近法ワープ」を使えば、建物や他の構造物を簡単に補正できます。正確に囲むことや、自然な角度調整がポイントです。補正前後の比較で仕上がりを確認し、違和感がないか確認しましょう。この記事が、助けになれば幸いです。

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